社会人になって英語をやり直したいと思っている人、多いですよね?
これから勉強を始めようと思っている方にぜひお伝えしたいのが、英語学習には3つの大切なポイントがあるということです。
それは「目的」とそれを達成するための「戦略」そして「戦術」です。
「目的」「戦略」「戦術」をよく考えて英語学習をすれば、皆さんの貴重な「時間」と「お金」を無駄にしなくて済みます。
この記事では、英語をやり直そうと思っている社会人に覚えておいてほしい大切な「目的」「戦略」「戦術」についてお伝えしたいと思います。
オーストラリア留学での気付き
英語の勉強を始めようと思ったとき、何から始めればいいのかわからないのでとりあえずTOEICの勉強をして点数を上げようとする人、英会話教室をすぐ申し込んでしまう人、いませんか?
それは、皆さんが英語を使って実現したいこと(=目的)を本当に叶えてくれるのでしょうか?
私は現在ワーキングホリデーでオーストラリアに来ていますが、皆さん同様社会人になって本気で英語力を伸ばしたいと思い、色々な勉強法を実践してきた一人です。
日本にいるときから日々英語学習をしていたものの、こちらへ来てからは子供たちが話す英語すら聞き取れない、わからない・・・ということも多々あります。
そんなとき、「英語圏で生まれた人たちがうらやましい、むしろ妬ましい・・・」なんていうネガティブな感情を持つこともありました。
だって彼らは生まれながらにして世界共通語である英語を話せるのですから。
それは、このグローバル時代を生きている私たちにとってどれほどアドバンテージがあることか、と痛感させられたのです。
またそれと同時に、私たち日本語話者が英語を本当に話せるようになるには、どれほどの時間とお金をつぎ込む必要があるのだろうか?という疑問も沸いてきました。
そして、きっとこれはやみくもに勉強していても時間とお金を無駄にするだけだということにも気づいたのです。
そこで私はもう一度自分の英語学習について、真剣に考えてみました。
そして、大人が英語を身に付けるためには「目的」「戦略」「戦術」の3つが重要であると気付いたのです。
目的」は具体的に
「とりあえず英語が話せるようになれば、将来役立ちそう」という理由で始める方もいると思います。
とくに社会人になってまた英語を始められる方の中には、おそらく周りに外国人の同僚が増えたり、社内でTOEICの点数に基準が設けられたりと「やばい、なんか英語ちゃんとやらなきゃ・・・」という焦燥感から始められる方が多いのではないでしょうか?
しかし、その「なんとなく」の動機は、きっと英語学習を続けられる強固な目的にはなり得ないでしょう。
なぜなら世の中には、「英語を使って仕事をしたい」、「どうしても外国人と友達になりたい」、「海外で自分のスキルを活かして働きたい」というように「英語を使って自分が何をしたいのか」という目的を持ち、英語が好きで勉強している人がたくさんいるからです。
その人たちに「やらなきゃいけないからやっている」という人たちが勝てるわけはありません。
そのため、目的は具体的に立てること。
そして、もし具体的な目的が見つからないのだとすれば、私は英語なんて勉強しなくてもいいと思っています。
それよりも、自身の強みを伸ばしたり、趣味や余暇の時間など、人生を楽しむことに時間とお金を費やしたほうが幸せになれるはずなのです。
正しい戦略が、努力を成功へと導く
具体的な目的ができたら、次はそれに向かっての戦略を練ることです。
戦略を立てる作業では、目的を達成するために「どんな学習」を「どのくらいの期間」で「どの程度行う」のかを考えます。
この戦略を間違えると、自分の目的に対してあまり効果のない学習をずっと続けてしまい、結局貴重な時間とお金を無駄にしてしまうことになりかねないのです。
英語の学習法については、インターネットで検索すると多くの人が有益なブログを書いていますし、多くの書籍も出ています。
このサイトでも様々な勉強方法についてご紹介しているので、ぜひ参考にしていただきたいと思います。
英語学習方法について調べるときは、自分が英語を勉強する「目的」が何であるかをもう一度確認しましょう。
「英語で言いたいことがスラスラ言えるようになる」ことが目的なのに、TOEICの勉強ばかりしていても努力の方向性が間違っていますよね?
逆を言えば、正しい方向に向かって努力すれば、必ず成果はついてくるのです。
戦術は常に見直し、アップデートする
戦術を練る作業では、具体的に「自分の生活の中にどのように英語勉強の時間を組み込むか」を考えます。
例えば、「1日2時間勉強する」と計画を立てても、「今日は忙しくて・・・」、「急な飲み会が入っちゃって・・・」というように、恐らく続きません。
そのため、ご自身の生活時間の中でまずどこを英語学習に充てられるのかを考え、いくつかプランを実行してみるといいと思います。
もちろん初めはうまくいかないこともあるかと思いますが、ぜひそこであきらめず何度も戦術はアップデートしてみてほしいのです。
ここで重要なのは「無理なく続けられるかどうか」です。
止めてしまっては全く意味がありません。常にこの戦術を見直し英語学習を「習慣化」させることが何よりも重要なのです。
まとめ
英語はネイティブ話者よりも第二言語として話す人のほうが多いという特殊な言語です。
世界の多くの人にとって、英語はコミュニケーションをはかるためのツールにすぎないのです。
英語をネイティブのようにスラスラと喋れれば格好いいですが、日本人がネイティブレベルを目指す必要はありません。
社会人としては、英語をつかってコミュニケーションを取れれば十分なのです。
そのためには「目的」「戦略」「戦術」の3つを意識して英語学習を始めることが大切です。
やみくもに英語を勉強すると、本当に時間とお金を無駄にしてしまいます。