英語が話せる人ってカッコいいですよね。
自分も英語が話せたらなあ...。
カッコよく英語を話している自分の姿を想像しながら、日々英語学習に励んでいる方も多いと思います。
さて、芸能人、有名人でも英語が話せる人って結構いますよね。
芸能人なんてもともとカッコいいのに、さらに英語が話せるなんて羨ましい!
英語が話せる芸能人・有名人の多くは、ご両親のどちらかが外国人だったり、帰国子女だったり、長い間留学していた経験があったりするのですが、なかには日本人のご両親のもと日本で生まれ育ったにもかかわらず英語が話せる人もいたりします。
いったいそういう芸能人・有名人たちはどうやって英語を話せるようになったのでしょうか?
もしかすると、私たちが英語が話せるようになるヒントが見つかるかもしれません!
目次
福士蒼汰(ふくしそうた)さんの英語勉強法
ローマ国際映画祭の大舞台で英語とイタリア語のスピーチを堂々とこなして世間を驚かせた福士さん。
声優で参加した「劇場版名探偵コナン 異次元の狙撃手」でも英語のセリフを滑らかに話して、共演のアメリカ人コメディアン、パトリック・ハーラン(パックン)さんにもその発音の美しさに太鼓判を押されていました。
こちらが福士蒼汰さんが英語を話しているシーンをまとめたYoutube動画です。
イケメンが英語を流暢に話すとさらにカッコいいですね!
ところが福士さんは帰国子女どころか、留学の経験すらなく、すべて国内での独学で英語を身につけたそうなのです。
福士蒼汰さんが英語好きになったきっかけは中学生のとき。
担任の先生から、発音が上手い、と褒められて英語が大好きになったそうです。
福士さんの英語勉強法は、とにかく単語を覚える、というものでした。
毎日行き帰りの通学電車の中で、単語帳に載っている単語と例文をブツブツ音読して1日に200単語ずつ覚えていったのだそうです。
音読をするとスペルも覚えられる、と言っていました。
俳優として成功されている福士さんですから、このころから抜群の記憶力を持っているのかもしれません。
このスピーキング力も、音読練習のたまものなのでしょうね!
鈴木亮平(すずきりょうへい)さんの英語勉強法
演じる役によってマッチョになったり、ガリガリになったりと、ストイックな俳優として知られる鈴木亮平(すずきりょうへい)さん。
身長186センチもあり、モデル業もこなします。
俳優として大人気の鈴木亮平さんは、英検1級を持っていることでも有名ですよね。
英検1級の合格率は10%ですから、かなり英語が話せることは間違いありません。
鈴木亮平さんが英語を話している動画はこちらです。
鈴木さんが英語が話せるようになった原体験は、小学校低学年の時に初めてアメリカ・ロサンゼルスに行って外国の文化に触れたことだそうです。
鈴木さんはその後もオーストラリア、そして再びアメリカへと留学された経験があるそうです。
なんだ、留学したことあるのか!と思ったあなた!
甘いです。
単に留学しただけでは英語が話せるようにならないことは、留学経験者の間では超有名話です。
https://eigogym-hikaku.net/post-707/
高校卒業後、東京外国語大学に進学することになった鈴木さんは、その時すでに役者になりたい!と思っていたそうです。
どうせ役者をやるなら海外の役にも挑戦してみたい!それには英語をマスターしよう!
そう思ったことが、英語の勉強を頑張って話せるようになったきっかけなんだとか。
鈴木亮平さんが英語学習に関してメディアで詳しく言及したことはありませんが、実は鈴木さんは世界遺産検定1級も持っており、その学習方法がどうやら英語学習と通じるものがあるのではないか、と思わせます。
鈴木さんによるとその勉強方法とは
・まず具体的な目標(期限)を決め、それを元に1日のノルマを決めて毎日必ずその量の勉強をする。
・丸暗記ではなく、1つの事柄に対して関連があるものも同時に覚えるようにノートにまとめていく。
・勉強を楽しむ。
以上の3点です。
役作りにストイックな鈴木さんならではの勉強法と言えるのではないでしょうか。
別所哲也(べっしょてつや)さんの英語勉強法
ハムの人で有名な別所哲也さん。
デビュー作が日米合作映画「クライシス2050」でいきなりハリウッド・デビューですから、帰国子女だろうと思われていた別所さんですが、実は英語を本格的に勉強し始めたのは大学受験からというので驚きです。
こちらが別所さんが英語を話している音声です。
NHKの番組では、パックンに英語のうまさを絶賛されています。
別所さんが英語に興味を持ったのは小学生時代。
叔父さんが所有していた英検一級の学習用テープをBGM代わりに聞きながら英語を楽しんでいたそうです。
その後、中学・高校の多感な時期に洋楽を聞きまくったことで英語耳を強化し、名門・慶応義塾大学に合格します。
大学入学後は、ESSのドラマ部門に所属して数々の英語劇に出演しました。
受験英語で基礎をつけた上で、英語劇では抑揚をつけた演技でスピーキング力に磨きをかけたようです。
ちなみに慶應義塾大学のESSには、中村雅俊さんも所属していました。
だいぶ昔ですが英会話スクールのジオスのCMで流暢な英語を披露していましたね。
二人とも子供のときから洋楽に夢中になっていたことも共通しています。
さて、大学卒業後、デビュー作となったハリウッド映画撮影のために渡米した別所さん。
そこで現在の奥様である藤田ミナさんと出会いました。
実は藤田さん、日系アメリカ人で英語がペラペラ。
交際20年で藤田さんと結婚された別所さんですが、彼女との会話はもっぱら英語だったそうです。
一番親密な人と常に英語で会話しているというのが、別所さんが英語がペラペラになった一番の要因なのかもしれませんね!
藤田朋子(ふじたともこ)さんの英語勉強法
渡る世間は鬼ばかり、でおなじみの藤田朋子(ふじたともこ)さん。
留学経験は皆無ですが、子供の頃からセサミ・ストリートを視聴して英語に慣れ親しんでいたといいます。
その後ゴダイゴのファンになり、英語歌詞のものを自分で和訳してみたり、友達と英語で会話したり、中学3年の時は夏休みの1ヶ月間英語で日記を書いて英文法を固めました。
そしてビートルズ、とりわけポール・マッカートニーの大ファンになり、歌詞カードを見ずにビートルズの曲を歌えるようになりたい一心で何度も何度も聞きながら一緒に歌って覚えこんだのだそうです。
まさに洋楽を英語学習にうまく利用したいい例ですね。
藤田さんが英語を話している動画が見つかりませんでしたので、英語の歌を歌っている音源です。
小林克也(こばやしかつや)さんの英語勉強法
留学経験なしの芸能人でおそらくもっとも英語が堪能なのではないか?と思われる小林克也さん。
特に発音に関してはネイティブスピーカーからも絶賛されるほどのうまさです。
小林さんが英語に興味を持ったのは小学校のころ。
戦後間もないころ、アメリカ進駐軍向けの英語ラジオ放送を聞いていたことがきっかけでした。
何を言っているのかさっぱりわからなかったけど、とにかく音が心地よくて夢中で音を聞いていた小林さん。
このころ、英語耳が徹底的に鍛えられていきます。
中学校へ上がると、これまたラジオで英語放送を熱心に聞きまくり、さらにエルビスプレスリーのロックに夢中になりました。
ラジオから聞こえてくるプレスリーの曲の歌詞を必死で聞き取ったと言います。
なんと、1日3時間以上も英語のラジオを聞いていたそうですよ。
小林さんの英語力は完全に耳から鍛えられたのですね。
高校に進学すると、英語以外の科目には完全に興味がなくなっていたそうです。
とにかく英語だけは常にトップの成績を取り続け、大学は入試で英語の配点が高かった慶應義塾大学に入学します。
また出てきましたね、慶應大学!
大学時代は外国人観光客の案内を英語で行う通訳士のアルバイトをしていたそうで、ここでスピーキング力が鍛えられたそうです。
そんな小林さんが英語勉強方法について大切だと説くコツが反復と真似です。
英語は音読でも単語でも、同じことを反復して繰り返すことが大事。
反復することによって脳内に英語を刻み込んでいくのです。
そして、聞えてきた音を真似すること。
これは特にリスニングに有効です。
海外経験なしで、あそこまで英語を流暢に話す小林さんが言うと説得力がありますね。
中尊寺ゆつこさん(ちゅうそんじ ゆつこ)さんの英語勉強法
1990年代に「オヤジギャル」という流行語を生み出した漫画家です。
2005年に癌のために亡くなりました。
彼女の英語学習奮闘記を書いた「やっぱり英語をしゃべりたい」が遺作になりましたが、最期まで病気に悩んでいたような描写はなく、前向きに英語学習に取り組んでいた様子が窺えます。
パリピ代表のような女性でしたが、勉強法は意外にも文法を最重要視していました。
「話すための英文法シリーズ」(市橋敬三/研究社)を、毎日犬の散歩のときに必ず携帯していき、公園のベンチで音読していたそうです。
亡くなる数ヶ月前には在アトランタ日本領事館の招聘でジョージア州立大学にて英語での講演を行なっています。
ちなみに本格的に英語に取り組んだのは30代になってからでした。
やはり英語学習を始めるのに年齢が遅すぎるということはないのですね。
まとめ
英語が話せる芸能人・有名人の方は、なかなか皆さん学習方法を詳しく教えてくれる方は少ないですが、話せるようになるのにも十人十色のやり方があるんだな、という印象です。
とはいえ華やかな芸能人・有名人の方でも英語の習得には影で地道な努力をしてきたのですね。
なんだか親近感が湧いてきます。
いろんな人たちの学習方法を掻い摘まんで紹介しましたが、ご自分の英語学習の参考にしていただけると幸いです。