急な出張を命じられると誰でもあせるもの。それが海外出張ならなおさらです。
特に英語ができないのに海外出張が決まってしまった人なんかは半ばパニック!ということもあるのではないでしょうか?
何度も経験があったり、英語力に自信のある人ならば、急な海外出張でも仕事のことだけ考えていればいいですが、英語ができないとなるとアレもしなきゃコレもしなきゃ、といろいろ考えてしまいますよね。
特に初めての海外出張となると、不安が多きいのも頷けます。
でも残念ながら出張当日まで間がない中で焦ったって、急激に英語力を伸ばすことはできません。
かと言ってコツコツやっている時間もありませんので、最低限これだけは、というものだけでもやっておきましょう。
スマホに翻訳アプリをインストールしておく
出発前にスマホに翻訳アプリをインストールしておきましょう。
翻訳アプリの他、辞書アプリも入れておくと何かと役立ちます。
海外出張の行き先が英語圏でない場合は、現地語のアプリも必須。
気持ち的に安心感が出ますし、実際役に立ちます。
海外出張となれば、現地でも使えるWi-Fiサービスを利用すると思いますが、出張先で電波が届かなかったり、インフラが不安定な国だとWi-Fiサービスが突然停止してしまうこともあります。
そのような可能性も想定して、翻訳アプリや辞書アプリはオフラインでも使えるものも入れておくといいでしょう。
無料のものでも高性能のアプリがたくあんあり、たいていは音声認識機能がついています。
当日いきなり使うより、事前にいろいろといじってみて使い勝手を良くしておくといいと思います。
PCサイト版も人気のあるオンライン辞書アプリ『weblio』は例文も豊富に掲載されているので、本番の会議やプレゼンなどで使えそうな表現やフレーズを確認しておくといいかもしれません。
出張まで時間がない!という場合は文法をガッツリ勉強するのは無理でも、簡単な英会話フレーズを丸暗記しておくと結構役に立ちます。
その場合は英会話フレーズが沢山載っていて、気軽に学習できるようなアプリも入れておくといいですね。
搭乗までの待ち時間などのちょっとしたスキマ時間に、少しでも暗記して意思疎通ができるようにしておきましょう。
Flipout LLCが運営している「英会話フレーズ1600 リスニング対応の無料英語アプリ」がおすすめです。
英会話フレーズ1600 リスニング対応の無料英語アプリ(iPhone版)
英会話フレーズ1600 リスニング対応の無料英語アプリ(android版)
同じ会社からリリースされている「1語からの英会話-リスニング対応!使える英会話フレーズ」「英会話 雑談テクニック-会話が弾む魔法のフレーズ310」もおすすめなので、チェックしてみてください。
どれも短くて簡単なフレーズなので、声に出して練習してみましょう。
英会話マンツーマン指導を受ける
当たり前ですが、出張の目的は仕事です。
語学学習のために渡航するわけではないので、まず仕事で必要になる部分をしっかりしておく必要があります。
そのためマンツーマンで、できればバイリンガルの講師から今回の仕事で必要なスピーチや会話の表現を教えてもらい練習すると良いでしょう。
大手のスクールでは難しいかもしれませんが、個人経営のこぢんまりした教室なら「出張で急に必要」という事情を話せば1ヵ月のみの通学とか、短期間で1ヵ月分のレッスンをまとめて受講させてくれるなどの融通が利きます。
事前に聞けることは全て聞いておきましょう。
個人レッスンの先生を紹介しているサイトも多くあります。
例えばこちらのサイト
「エンジョイレッスン」では料金体系がきちんと説明されているので安心して利用できます。
日本語もできるネイティブ講師が多く在籍しているので、きっと助けになる講師と巡り合えると思います。
スクールより安価な上、内容を好きにカスタマイズできるので頼んでみてはいかがでしょうか。
オンライン対応のところもあります。
英語を話す機会は久しぶりなので、少し練習しておきたいというのであれば、オンライン英会話もおすすめ。
月単位で契約できるうえに、料金も数千円で済みます。
レッスン受け放題のところなら、納得がいくまで英語を話しまくることが出来ます。
オンライン英会話のネイティブキャンプは24時間レッスン受け放題で料金は月額約6000円なのでおすすめです。
また、仕事に関する会話を自分で文字に書き起こし、それを添削してもらうという作戦も使えます。
格安でライティングを添削してくれるサービスは沢山ありますので、こちらを参考にしていただけると幸いです。
https://eigogym-hikaku.net/post-1310/
書籍を一読
海外出張前なので慌てて書店に赴き英会話本を探すけれど、いっぱいありすぎて結局何も選ばずに帰ってきてしまった、なんてことに心当たりはないですか?
どれがいいのかじっくり考えている時間はない!という方のために、いくつかおすすめ本をご紹介します。
【出張直前!一夜漬けのビジネス英会話】(岸良裕司/中経出版)
そのものズバリのタイトルですね。
この本には英語がほとんど出てこないマインド本です。
英語が出来なくてもいかに仕事の成果を上げるかに焦点が置かれているので、英語が本当に苦手な人が緊張しなくても済む方法に重点が置かれています。
英語学習を真剣にやっている人が読むべき本ではありませんが、英語が出来ないので出張が本当に不安でたまらない人は、まずその気持ちを落ち着けるために一読することをおすすめします。
出来なくてもなんとかなる! と思わせてくれます。
「英語ができない」に心惑わされることなく、自分の仕事をきっちりやりましょう、という著者からのエールが聞こえてきます。
【もし海外出張まで、あと1カ月しかなかったら!? ビジネス英語4週間集中プログラム―――会話、リスニング、文法を一気に学ぶ! 】(大島さくら子/ダイヤモンド社)
1か月後の出張なら『急に』という感じでもないですが、当日までまだ余裕があり、かつ英検3級くらいの基本は身に着けている方は、やはり学習しておいたほうがいいと思います。
この本は1日1項目を4週間でとペース配分が決められているので、退社後や昼休みなどを利用してじっくり取り組んでみてください。
読者層を海外出張者に絞っているだけあって、実際のビジネスシーンでよく使われる表現や用法を載せています。
まとめ
英語ができない!という人はもちろん、英語が出来ても海外出張自体初めてだったり、久しぶりだったりすると緊張してしまいますよね。
さらに、海外出張は英語のみならず仕事での成果も上げなければいけなくてプレッシャーです。
時間がない!どうしよう!と焦る気持ちを押さえて、今できることをとことんやっておいて、少しでも肩の力が抜けて、今回の出張をいい経験だったと思って帰国できたらいいですね。