TOEIC文法は最も点数が取りやすいセクションです。
TOEICで高得点を狙うなら文法セクションは満点を取りたいところ。
ところが英文法と聞いただけでアレルギー反応的な拒否反応を示す方も多いのでは!?
思うに英文法が苦手になるのって、学校の先生の授業での教え方が面白くないからだと思うんですよね。
TOEIC文法が苦手な人って学生時代から英文法が嫌いではありませんでしたか??
と、学生時代の先生を恨んでもTOEICスコアは伸びません。
ここは気合を入れなおし、TOEIC総合スコアを上げるためにぜひ英文法の問題は満点を狙っていきましょう!
この記事ではTOEIC文法問題を意識して、英語講師として10年間、小中高生を教えていた経験のある私が、めっちゃ面白くて分かりやすいと思った参考書と勉強法を紹介します
TOEIC英文法満点目指して頑張りましょう!
この記事を書いたのは?
上智大学文学部英文学科卒。大手企業でOLをした後、小学生から高校生までが通う英語教室の先生に転職。出産を機に先生の仕事を離れ、現在は子育てをしながら英語コラムを執筆中。英検1級、TOEIC940点。
目次
TOEIC文法問題勉強法1・まずは超簡単な基本文法を再確認!
実戦形式のTOEIC文法問題の参考書はいろいろありますが、いきなりTOEIC問題から解いていくよりまずは中学生~高校生までの基礎英文法をしっかりと勉強してからTOEIC問題集を解いたほうが、結局は満点までの近道な気がします。
TOEICテストを受けたことがある人ならわかると思いますが、本番のTOEIC試験は時間との戦いです。
英文法の問題はなるべく時間をかけずにサクサク解き、出来るだけ長文に時間をまわすのが得点アップの秘訣です。
うーん、なんだったっけ?と思い出している時間すら無駄なのです。
TOEIC英文法問題は各単元からまんべんなく出題されるので、苦手な単元を作らないようにしましょう。
TOEICでマスターすべき文法の単元はこちらです。
TOEIC文法問題必須単元
- 5文型
- 時制
- 不定詞・動名詞・分詞
- 関係詞
- 比較級
- 仮定法
- 疑問詞
え~!!そんなにあるの!!ほぼ全部じゃん!
と面食らった方。
大丈夫です。英語学習から離れていて時間がたっている方でも、短時間で基本的な文法を総復習できる本があります。
それがこちら。
短期間で文法総復習!
この本はタイトルの通り、漫画で中学英文法をおさらいしましょうというコンセプトの本です。
漫画なのでサクサク読み進めていくことが出来ます。
英語学習が久しぶりで、何から始めていいかわからないという人におすすめです!
同じシリーズで、問題集がドリルになった本も出ています。
ドリルでポイントをおさらい!
TOEIC文法問題勉強法2・基本を押さえたら楽しく読める本で理解を深める
中学生レベルの基本をバッチリ押さえたら(もともとそれくらいは知っているという方も!)、さらに進んで高校生レベルの英文法を勉強していきます。
中学英語の時はそうでもなかったけど、高校英語に触れた途端に英文法が苦手になった!という人も多いのではないでしょうか?
高校生の英文法授業は大学入試を意識したものになるので、例文や内容が極端につまらないんですよね。
また教える教師のスキルに問題があることも多いです。
私は学生時代から英語が大好きでしたが、高校で英文法を教えてくれた先生の授業がめちゃくちゃつまらなくて、文法嫌いになりかけました...。
やっぱり勉強ってそもそも面白くないものなので、授業くらいは楽しく分かりやすく教えてくれる先生がいないと、高校入学早々に英文法アレルギーになってしまいます。
私は大人になり、英語講師として高校生に英語を教える側に回った経験がありますが、英文法が苦手になってしまった生徒たちに英文法を教えるときになんとか面白く教えることが出来ないか?大変悩んでいた時期がありました。
やっぱり自分が習ったようなつまらない授業はやりたくない!という思いが根底にあったのです。
その時に出会ったのが、東進ゼミナールのカリスマ講師の授業を分かりやすくまとめた本です。
人気商売である予備校講師がどうやって生徒にわかりやすく英文法を教えているのか、何かヒントになるのではないか?と思ったのです。
最初に手に取ったのが大型バイクにまたがりアメリカンな雰囲気の安河内哲也先生の本でした。
カリスマ講師の英文法解説書
この本、ハッキリ言って凄いです。
書籍なのに、まるで安河内先生の授業を受けているかのような臨場感で、英文法がすっと頭に入ってくる。
そんな感覚に陥りました。
その後もいろいろ東進ゼミの書籍を読み漁りましたが、安河内先生以外にも分かりやすく英語を教えてくれるカリスマ講師がたくさんいました。
例えばこちらの本。
英文法の基礎の基礎!
べつに東進の回し者ではありませんが、東進ゼミナールが出している参考書ならハズレはありません!
東進ゼミナールの参考書を読めば、英文法についての理解を楽しく深めることが出来ます。
ここまでくればTOEIC文法問題満点ゲットまではあと一歩です。
TOEIC文法問題勉強法3・総合参考書で英文法総仕上げ
中学レベル・高校レベルの英文法をおすすめ本で楽しく身に付けたら、英文法勉強の総仕上げ。
それにはこちらの本がおすすめ。
英文法総仕上げ
こちらの本、「総合英語Evergreen」は、高校の学校指定参考書としても多く採用されている「総合英文法Forest」の後継本です。
「総合英文法Forest」は英語教育に関わる人が口をそろえて名著中の名著というほど、すぐれた文法解説書でした。
ところが絶版になってしまうことが決定し、なんとか継続できないか?との声を反映して出来上がったのが上記「総合英語Evergreen」です。
本の説明欄には
英文法のルールの「なぜ?」をわかりやすく、ていねいに説明。基本をしっかり理解してからより深い学習に進めるよう、Part 1「これが基本」→Part 2「理解する」→Part 3「深く知る」という三部構成になっており、また、主要な章には、その章で学んだ内容を整理・確認する「Part 4 確認する」を新設。ことばでのていねいな説明や学習しやすいレイアウトはもちろん、イラストや概念図をふんだんに取り入れ、英文法を多角的に理解できるよう、「わかりやすさ」を徹底追求。
との記述がありますが、まさにその通り。
英文法の各セクションがとてもわかりやすく解説されていて、TOEICに出てくる英文法はこれ1冊やれば網羅できます。
先にご紹介した教材で中学生レベル~高校生レベルの英文法を勉強した人なら苦労することなく読み進めていくことが出来ると思います。
「総合英語Evergreen」も先代の「総合英語Forest」の良いところを継承した良著なのですが、唯一紙質がかなり薄くなっているのが残念な点です。
ペラペラなので裏の印刷が透けてしまって、下敷きを引かないと読みにくい個所もあります。
TOEIC文法問題勉強法4・TOEIC問題集を解きまくって満点を狙う
英文法を一通り学習し直すとなると、やはりそれなりの時間がかかります。
でも英文法の土台をしっかりさせておくと、今後の英語学習が大きく良い方向に変わります。
英文法はTOEIC問題だけでなく、すべての英語学習の基本中の基本です。
一度立ち止まりじっくり土台作りを行いましょう。
さて、英文法の理解が一通り深まったら次はTOEICのための勉強に移行します。
何回も言いますが、TOEIC英文法の問題は得点が最も取りやすいセクションなので満点を目指します。
さらに最初にも書きましたが、TOEICは時間との闘いなので、文法問題は時間をなるべくかけずに解けるように訓練しておく必要があります。
そのための勉強法として使う教材は、実際のTOEIC出題形式に沿った模擬試験タイプの文法問題集です。
またたくさん量をこなすほどメキメキと力がつきます。
たとえばこちらの問題集は1000問以上も掲載されているので、1冊こなせば相当力が付いて満点に近づきます。
実践問題で総仕上げ
【ゆうメール利用不可】TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問/TEX加藤/著
TOEIC問題集を解くときは、本番の時間配分を決め制限時間内で解けるように心がけます。
TOEICの問題は出題傾向が似ているため、問題を見た時に「あっ!これは関係副詞の問題だ!」と瞬時に判断出来るようになります。
そこまでレベルを上げておくと文法問題で満点は夢ではありません。
TOEIC文法問題で満点ゲットの勉強法・まとめ
いかがでしたか?
英文法で苦手な単元があるならば、参考書で勉強し直してから演習問題に取り組むようにしましょう。
いきなり問題集を解くよりも一見遠回りで、時間もかかってしまいますが、基礎を押さえたほうが満点への近道です。
また英文法を勉強すると長文読解やリスニング、さらには英会話の勉強にもなります。
簡単なものから始めて、苦手意識を克服してしまいましょう!
この記事を書いたのは?
上智大学文学部英文学科卒。大手企業でOLをした後、小学生から高校生までが通う英語教室の先生に転職。出産を機に先生の仕事を離れ、現在は子育てをしながら英語コラムを執筆中。英検1級、TOEIC940点。
TOEIC独学では不安な人へおすすめ
