やっと始まった留学生活!胸を躍らせて夢の海外へ突入!
ですがいざ留学が始まってみると、毎日の日常英会話でさえ困難なことがたくさんあり、現地の人とコミュニケーションがとれない!
お店の人に話しかけられても何言っているのかすぐ理解できないし、授業中に作業を指示されても自分だけついていけない...。
著者自身も大学在学中にイギリスに留学し、渡英当初はそのような問題で非常に悩んだことがあります。
とはいえ私は中学、高校と別段英語が苦手だったわけではなく、むしろ英語が大好きで得意な方でした。
英語好きが高じて英文学科へ進学したくらいです。
それなのにいざ英語を話そうとすると、口から咄嗟に出てこないとか、友達と楽しく会話したいのに相手の英語を全然聞き取れないとか...。
そんなことが続いてしまうと、大好きだった英語もあんなに憧れていたはずの海外生活も、ただただ苦しいだけになってしまいます。
でも、初めのうちは誰しもそんなものです!!
「やっぱり私には向いていなかった。」とか「もう無理だから諦めて帰国しよう。」とか決して思わないでください。
留学したいと思った人みんなが留学できるわけではないのです。
その中でこんな素敵な機会を手にできているってすごく幸せなこと。
諦めるにはまだ早すぎます。
今回は、せっかく留学したのに英語が話せない!と悩んでいる人へ、
「せっかく留学したのに英語が話せない!を克服する3つの方法」
と題して、僭越ながらアドバイスをしたいと思います。
これを読めば、あなたの今の生活を活用した効果的な英語勉強法が見つかるかもしれません!!
この記事を書いたのは?
上智大学文学部英文学科卒。大手企業でOLをした後、小学生から高校生までが通う英語教室の先生に転職。出産を機に先生の仕事を離れ、現在は子育てをしながら英語コラムを執筆中。英検1級、TOEIC940点。
目次
留学したのに英語が話せない理由をまず考えてみよう
そもそもなぜ留学をして、英語の使える環境にいるのに、英語が話せないのでしょうか?
留学において、英語が出来ないと一括りに言っても様々な種類があります。
例えば、
- 1.授業でライティングやリーディングはできるけれど、友達と上手く話せない。
- 2.友達や先生とは楽しく話せるけれど、課題のライティングやリーディングが苦手だ。
- 3.あるいはそのどちらも...。
私の場合は明らかに1番でした。
おそらく日本人留学生の大半はこの1の例に当てはまるのではないでしょうか?
それはなぜか?答えは簡単です。
中学・高校で私たちが教わった英語というのは、実際に使うための“コミュニケーションのツール”としての英語ではないからです。
だから、いざ英語を話そうと思った時に全く使えないのです!
その割には知識としての英語が多いので、文法や単語のチョイスを間違えていないかを気にして話せないという現象が起こってしまいます。
せっかく留学して英語を使う機会がたくさんあるのに、そんなものに縛られていてはもったいない!!
「留学したのに英語が話せるようにならない!」という悩みを克服する方法は3つです。
ポイント
- 1.なぜ英語を話せるようになりたいのかを考え直し、モチベーションをあげる!
- 2.周りの会話に耳を傾ける、そして調べる!
- 3.実際に学んだフレーズを積極的に使う!
この3つをすれば必ず少しずつでも日常英会話に慣れ親しむことができるようになります。
留学している間にしか手に入れられない本場の会話を手に入れるチャンスです。
それぞれについて、詳しく見ていきましょう!
なぜ英語を話せるようになりたいかを考え直し、モチベーションをあげる!
英語が上手くなりたい!と意気込んで留学したのに英語が話せるようにならない!ってつらいですよね。
この記事を読んでいるあなたは、留学後(あるいは留学前)に英語が話せるようにならないことで、どうしたらいいのかとても不安な心境にあると思います。
そいうときは、なんで英語を話せるようになりたいのか?もう一度自分を見つめ直してみると、モチベーションがムクムクと湧いてくるかもしれません!
私も留学当初、全然英語が話せるようにならなくて
「あー、もうだめだ…。全然英語上達しないけど別に誰とも話さなければ生活には困っていないしいいか…。」と思い始めていました。
本当にしんどくて、何も話せない自分に嫌気が差していました。
そんな時、急にクラスに友達ができ始めたことがありました。
ちょうど授業でのグループワークも多い時期が、私が結構日常会話に絶望し始めていた時期と重なっていたのです。
ほとんど英語を話せない私でしたが、周りのクラスメイトたちはそんな私もしっかりとグループに入れてくれて、彼らと授業前後も話すようになりました。
クラスメイトと話し始めた当初は英会話に嫌気がさしていたので、聞かれたことにたいしてYES・NOだけで答える程度だったのですが、仲良くなるうちに「もっとこの人達と話したい!!もっと自分のことを知ってほしい!!」そして何より「もっと仲良くなりたい!!」と思うようになりました。
そこで、一念発起し、もう一度“使える英語”を勉強しようと決心できたのです。
何かを学ぶ上でモチベーションってとても大切なものです。
なんで英語を話せるようになりたいのか?を明確にすることで、困難も乗り越える事ができるのです。
ぜひ周りをよく観察してみてください。
あなたはどうして英語を使えるようになりたいのですか?
日本語を話すように会話できればもっとあの子と仲良くなれるのに…と思う人はいませんか?
それはきっとあなたのモチベーションになることでしょう。
周りの会話に耳を傾ける、そして調べる!
英語が話せるようにならないのは、そもそも英語が聞けていないからかもしれません。
会話に必要なリスニング力は生きた英語を聞くことで鍛えることが出来ます。
それではどのようにして使える、生きた英語を手に入れるのか。
そんなの単純です。あなたが住んでいるのは英語の本場です。
リスニング教材は周りにたくさん転がっています。聞こうとしてください。
聞き流すと聞くは違います。
聞こえる会話全てを聞いてみてください。
そうすれば、自ずとよく使われる言い回しや自分と同世代の人がどういう喋り方をしているのか、なんとなく分かるようになります。
しかし、聞えてくる全ての会話の意味なんてわかりませんよね?
もし、よく聞くけれど分らない言い回しや表現を見つけたら後回しにせずに出来る限り早く調べます。
友達だったら直接「それどういう意味?」って聞いてみるのもいいでしょう。
調べたり聞いたりして意味が分かったって、きっとまたすぐに忘れてしまいます。
そうしたらまた調べればいいのです。
語学の学習なんてそんなことの繰り返しです。
実際に学んだフレーズを積極的に使う!!
今まで述べてきたのは、所謂インプットについてです。
英語はインプットするだけでは上達しません。
アウトプットしないと!!!
留学中よくあるのが、「あの時覚えたフレーズを今使えそうだ!」と思うのに口に出そうとするとなかなか言えない…という経験です。
やっぱり理解することと実際に使うことは全然違いますよね。
学んだことを積極的に使わないと本当に身についた、ということにはなりません。
そこで、なぜこのフレーズを学んだか、どうして話せるようになりたかったのかをここで思い出してみましょう。
それは、仲良くなりたい人がいるからであったり、もっとコミュニケーションをとって自分を伝えたいからであったりといった目標があるからですよね。
今がそのチャンスです!!間違えてもいいので、積極的に使ってみましょう。
もし間違いが怖いのならば、いつでも逆の立場を考えてみてください。
もし海外から日本に来た留学生が必死に日本語で伝えようと頑張っているとしたら、こちらも一生懸命聞いてあげようとしますよね。
留学先のネイティブだってそれと同じです。大丈夫。
友達はいい練習相手です。せっかく留学しているのならばこの機会を活かさない手はありません。恐れは1番の敵です。
とにかく話す!学んだことを新しいうちに使いまくるのです。
そうすれば、自然と話せている気分になり、それがまた自信へと繋がるはずです。
留学したのに英語が話せない!を克服する方法・まとめ
以上が私の経験に基づいた留学中に英語で挫折しそうになった時もう一度頑張るコツでした。
どうして英語を話せるようになりたいのかを元にもう一度モチベーションをあげて、積極的に現在置かれている状況を活用し生きた英語を聞き取る。
そして、一番大切なのは学んだフレーズをどんどん使うことです。怖がっていてはいけません。悩んだ今が頑張りどきです。
勉強だとは思わず、自分を相手に伝える道具を増やしていこう!という感覚で楽しみましょう!!
きっと留学が終わる頃には、自分に自信をもったグローバルに活躍できる素敵な人になっているはずです。
一緒に頑張りましょう!
この記事を書いたのは?
上智大学文学部英文学科卒。大手企業でOLをした後、小学生から高校生までが通う英語教室の先生に転職。出産を機に先生の仕事を離れ、現在は子育てをしながら英語コラムを執筆中。英検1級、TOEIC940点。