英語が大好きだけど、英語を話せる仕事は実際にあるのかだろうか…。
進路を決める時、英語は武器にはなるけど英語で食べて行くのは難しいと先生や大人から言われるかもしれません。
高校の先生は意外とこのように考える人が多いんですよね。
でも諦めないでほしいです!
英語が話せる仕事に就くことは現実的に可能だからです。
どんな仕事内容なのか?どれくらいの英語力が求められるのか?などについてまとめました!
目次
英語が話せる仕事に関する記事を書こうとしたきっかけ
私、実は高校3年生の進路を決める時に大きな失敗をしているんですよね。
英語が大好きで、将来は英語を話せる仕事に就きたい!とずっと考えていました。
ところが高3になり、志望校を決める時に担任から説得されてしまったんです。
「外国学部に行っても通訳になるのは非常に難しい。」
「英語が話せるだけでは就職できない。」
「外国学部に行くより就職に有利な実用的な学部に行くべきだ。」
最終的に説得されてしまい、大学は経済学部に行ったのですが入学早々自分が何をしてよいか分からなくなりました。
結局のところ大学在学中はおろか、大学卒業後数年間も迷走していました。
最終的に英語の塾講師になりましたが、進路を決める時に英語を話せる仕事についてしっかり教えてくれる人がいればなぁ…と今でも悔やんでいます。
進路に悩んでいる学生の方に、私のような思いをしてほしくないので、この記事を作成することにしました。
英語が話せる仕事はコレ!
英語が話せる仕事は大きく①教育②観光③航空④海外と取引する仕事、に分類することができます。
種類別に仕事内容や求められる英語力のレベルについて紹介しますね。
英語が話せる仕事・教育と観光編
①学校の先生・塾講師
学校で英語の先生になるには、教員免許が必要です。
塾講師は塾の採用試験(面接・筆記試験)に合格すればOKです。
塾講師は卒業した学部は問われません。私が働いていた塾では大学中退の社員もけっこういました。
どちらの場合も読み書きを教えることがメインですが、英語を発音しなければならないため英語を話す力も必要です。
今後日本の英語教育は聞く・話すも重視する方向に動いていくと予想されます。
この仕事を目指す人は、生徒のためにも正しい英語の発音を身につけておきたいものです。
②英会話講師(大人向け)
学校や塾講師と比べるとかなり高いレベルの英会話力が求められます。
海外留学経験者が採用の時に優遇されます。
TOEICのスコアは大手英会話スクールで800点くらいが求められます。
英検準1級〜英検1級レベルです。
英会話講師を目指すなら、大学在学中に留学も視野に入れておきましょう。
③児童英会話講師
未就学児や小学生を対象に英語を教えます。
大人向け英会話講師のように高いレベルの英語力は求められません。
英検2級が目安です。
小さな子供が相手なので英語が話せる以外にも子供が好きでないと大変だなと思います。
④通訳ガイド
超難関と言われる国家試験「通訳案内士試験」に合格しなければなりません。
求められる英語力は英検1級以上です。
観光客を英語で案内するため、英語はネイティブばりに使いこなさなければなりません。
大変難しい資格ですが、合格すればプロの通訳ガイドと認められます。
英語が話せる仕事・航空会社編
海外からたくさん外国人が日本へやってきます。
日本なんだから日本語で良いというわけではありません。
国際線の航空会社で働くには、日常英会話以上はできなければ採用されません。
①国際線CA
日本の航空会社が運航する飛行機にも必ず外国人が搭乗しているため、高い英会話力が求められます。
航空会社に入社する前の採用段階で、最低でもTOEIC600が必要と言われています。
日本の大学生のTOEIC平均は500程度しかありませんので、CAを目指す人はまずはTOEIC600点を取りましょう。
TOEICは慣れることでどんどんスコアアップします。
航空会社に入社して、特に国際線のCAを目指すなら、TOEIC700は欲しいところです。
国際線CAのTOEIC必要スコアは最低600(英検2級レベル)となっていますが、実際に採用される人は700〜800(英検準1級レベル)くらいが多いからです。
②入国審査官
国際空港で外国人の入国審査や不法入国を取り締まる仕事です。
日本人の出入国審査も担当しますが、日本語が全く話せない外国人も相手にするため、日常英会話以上の英語力が求められます。
ただ採用の段階ではTOEICの目安は500程度です。
採用後に語学の研修が集中的に行われるためです。
③グランドスタッフ
空港のホールにいて搭乗手続きをしたり、困っている人の対応にあたります。
求められる英語力は入国審査官と同程度です。
英語を話す仕事・海外と取引する仕事編
最後は海外を相手に英語で直接やり取りする仕事です。
誤解や勘違いがあってはならないため、日本語のように英語が話せなくてはいけません。
①留学コーディネーター
留学希望者から十分に聴き取りを行い、最適な学校や入学手続きなどをアドバイスします。
実際に海外から情報を入手しなければならないため、電話でネイティブとスムーズに話せる英会話力が必要です。
②バイヤー
海外におもむき、売れそうな商品を買い付ける仕事です。
現地で交渉できる英語力が必要です。
トレンドをいち早く察知するセンスも必要です。
③海外ブリーダーとの仲介業者
海外からペットを購入したい日本人と、海外ブリーダーの間に入りペット探しから日本への輸入までを行います。
海外ブリーダーと直接電話でコンタクトしなければなりません。
④日本の一般企業
海外との取り引きをメインに行っている製造業などは日常的に仕事で英語を使います。
海外スタッフの対応や英語でプレゼン、英語で電話などを行います。
さいごに
いかがでしたか?
英語が話せる仕事をご紹介しました。
気になる仕事は見つかったでしょうか?
目標が決まったらしっかりと計画的に勉強を進めていきましょう。