独学で英語学習を始めたものの、すぐにやる気がなくなってしまう。
何のために勉強しているのだろう。こんなことを繰り返しても本当に英語が使えるようになるのだろうか?
独学ではダメ!英会話教室に行ったり、留学しないと上手くならないのでは?でも時間もお金もないし…。
こんなふうに悩んでいる人も大勢いるのではないでしょうか?
そのお気持ち、とってもよくわかります。
私は現在社会人ですが、高校生の頃から留学もせず英会話教室にも通わずに独学で英語学習を続けてきました。
自分でもよく続いているものだと感心してしまいますが、英語の勉強を頑張り始めた高校生の頃はまさに「やる気の維持」が最大の課題でした。
世間でよく言われる「独学では英語学習は続かない!英語が話せるようになるためには留学が1番!」という言葉は、一人で勉強を頑張り続けてきた今なら間違っていたことがわかりますが、過去の私はそれに気づかず、本当にやる気を出すには留学しかないと思い込んでいました。
留学のことばかり頭に浮かんでしまって、ずいぶんと時間を無駄にしてきたと後悔しています。
そんな私の苦い経験から、この記事では「独学で留学経験なしでも、英語学習のやる気を持ち続ける方法」をご紹介したいと思います。
なぜ独学の英語学習はやる気が続かないのか??
そもそも英語に限らず、外国語学習でやる気が続きにくい理由は決まっています。
これは独学だろうが留学経験者だろうが、基本的には同じだと個人的には思っています。
1番の原因は、「話せたらカッコいい」というような具体的でない目標を掲げていることです。
私もその気持ちはよく理解できます。
誰だって英語がペラペラと話せる人に憧れるものです。
ただし長期間にわたって英語学習にやる気を持ち続けるためには、その目標だけでは不十分です。
英語の勉強を続けたいと思っているあなたは、英語圏の文化に強く惹きつけられているはずです。
何が好きなのかを見つけることが、やる気を維持するために最も重要なことです。
英語の勉強そのものを目的にするのではなく、「英語で~について知りたい!」と思えることをぜひ探してみましょう。
英語は何かをするためのツールにすぎないのですから。
英語学習のやる気を維持するは英語文化に興味を持て!
英語学習のやる気を維持するために、筆者の具体的な例が参考になれば幸いです。
私の経験上、英語の音楽・文学・映画などに興味を持つとやる気を維持しやすくなります。
例えば私は、洋楽や洋画が大好きです。
洋画ならスパイダーマンやエイリアンといった作品が好き。
音楽ならハードロック、特にBreaking Benjamin(ブレイキング・ベンジャミン)というバンドを崇拝しています。
「崇拝」というとちょっと大げさかもしれませんが、そのくらい好きなのです。
これらの趣味のおかけで、私の英語学習のやる気は決して衰えることがありません。
長期留学をしたことはなく完全に独学ですが、自分のペースで英語学習を10年近く続けることができています。
先ほど話題に出た「英語が話せたらカッコいい」という目標は具体性が乏しく、やる気を高く保ち続けるには不十分なのです。
ちょっと寄り道しますが、よく冗談半分で「外国語を話せるようになりたければ、外国人の恋人を作るのが1番早い」と言われることがあります。
しかし私は、この考え方はおすすめしません。
逆の立場になって考えてみればわかりますが、もし日本語を勉強している外国人から「日本語を学ぶために日本人の恋人が欲しい」と言われたら複雑な気持ちになりませんか?
やる気以前の問題ですね。他に暇な人を探してください、と思ってしまいます。
そして運よくお付き合いできたとしても、恋愛感情が冷めればやる気も一気にゼロになってしまいます。
繰り返しになりますが、音楽や映画といった芸術関連の分野に興味を持つと、英語学習へのやる気も長続きしやすいです。
これらの分野は、知れば知るほど奥深さが増していきます。
「熱しやすくて冷めにくい」ともいえるでしょう。
独学ならなおさら、趣味として芸術の分野もいっしょに学んでいくのがいいと思います。
英語の発音や文法は決して簡単ではありません。
しかし興味を持てる文化があれば、その壁を乗り越えるだけのやる気を与えてくれます。
英語自体を目的にするのではなく、まずは自分が大好きなものを見つけてください!