現在、多くの社会人の皆さんは、仕事をしつつ何かしら仕事以外のことを行う「時間」を作りたいと思っている方が多いのではないでしょうか。
例えば、英語などの語学習得のためであったり、仕事で必要な資格に向けての勉強、また勉強でなくとも健康維持やダイエットのための運動や、趣味の習い事など、日々忙しく仕事している中で仕事以外に使う時間を捻出しながら暮らしを楽しみたい!と思っている方は多いと思います。
しかし、こんな理由を並べては実行できない方が多いのではないでしょうか?
「今抱えてるプロジェクトが忙しくて時間がないよ・・・」
「今週は飲み会が多いから勉強するのは無理かも・・・」
「仕事から帰ってきたら疲れてすぐ寝てしまうし・・・」
実際私自身もそうでした。
外資系のIT企業でSEとして働いていたときは、大きなプロジェクトの最中では残業も当たり前でしたし、ときには終電近くなることもしばしば。
そして、割とストレスを抱えやすいタイプの人間だったので仕事から帰宅してから勉強なんて到底考えられず・・・。
でも皆さん、ちょっとご自身の生活を振り返ってみてください。
忙しいからと言い訳して、「時間」を探す努力を怠っていないでしょうか?
そして、知らず知らずのうちに貴重な「時間」を捨ててしまっていないでしょうか?
私は上記のように忙しい中でも一念発起、英語勉強のために1日3時間の時間を作ることに成功しました。
そのノウハウを共有し、皆さんに時間探しの達人になっていただけたらと思います!
私が忙しい生活の中で時間を作った方法
フルタイムでSEとして働いていた私が、1日3時間の時間を作って英語の勉強をしていたころのスケジュールです。
・朝6:30に起床し、自宅でシャドーイング30分
・通勤電車の中で英作文30分、単語30分
・終業後、社内の空きスペースでオンライン英会話30分
・帰宅中の電車内で英作文30分
・帰宅後、自宅でシャドーイング30分
以上の計3時間です。自分で言うのもなんですが、なかなかのハードスケジュールです。
もちろん、最初からうまくいったわけではありません。
最初の1~2週間は本当に辛かったです。しかし、3週目あたりからだんだん習慣が定着してくるようになり、実行するハードルが低くなってきたのを感じました。
新しいことを続けたいなら習慣化すると続けやすくなるというのはよく知られていることですね。
毎日歯磨きするのに、「よし、歯磨きするぞ!」といちいち気合を入れる人はいないと思います。
それと同じで、無理やりにでも毎日続けていると、そのうち習慣になって学習も続けやすくなります。
続いて、このスケジュールを組んだときに私が意識した「時間の探し方」についてご紹介したいと思います。
1日のスケジュール見直しにおすすめの15分タイムマネジメント
上記のように1日3時間の学習予定を立て、実行していましたが、やはりずっとうまくいっていたわけではありません。
特に私は休日にダラダラしてしまうタイプだったので、土日になると3時間の学習計画はことごとく崩れていき・・・。(平日は、決まった行動のルーティンがあるのでなんとかうまくいくのですが)
そんな中、これではダメだ!と思い直し、時間を無駄にしないために、どうやって勉強時間を探すか?という視点に立って学習計画の途中から始めたことがあります。
それが「15分タイムマネジメント」です。
Googleスプレッドシートなどを使って表を作成し、一日起きてから寝るまで、「15分刻みに、そこで何をしていたのか」を記録していくのです。
最初は記録するだけでも疲れます。
私はパソコンとスマホを使って記録作業をしていました。
Googleアカウントで同期させておけば、スマホでどこからでも記録できます。また、Googleカレンダーに記録していくのもいいかもしれませんね!
そして、15分刻みで記録された一日の行動を振り返ってみるとなんと無駄な時間の多いことか・・・。
改めて自分の一日の過ごし方を記録してみるとこんな結果に気づくことができました。例えば、
・朝ごはんを食べながら1時間もテレビを見てダラダラしていた!
・乗り換えで電車を待っている間に、ずっとスマホでSNSを見ていた!
・ちょっと昼寝するつもりが、気づいたら3時間も寝てしまった!
・ちょっとトイレに行って化粧を直すつもりが15分も経っていた!
など、自分でも気づかないうちに貴重な時間を無駄なことに捨ててしまっていたのです。
そして、一日が終わって学習目標時間に到達していなかった時に、「今日は時間無かったから…」なんていう言い訳を自分自身にしてしまっていたのです。
もちろん、すべての行動が無駄であるとは言えませんが「喉から手が出るほどその行動をしたかったのか?」と問われると、そうではないことのことが多いと思います。
また私の場合は一度だらけてしまうと際限なく時間を使ってしまう傾向があることにも気づきました。
自分が1日何をしていたかなんて、記録しなくても把握しているよ!と思う人も多いと思いますが、記録すると今まで見えてこなかった無駄な時間が自分でもびっくりするくらい浮き彫りとなります。
そしてこの15分タイムマネジメントを続けていると、「記録」することが習慣になっていき、もう記録せずにはいられなくなります。
記録しているとネガティブな結果にしたくないので、不思議と時間を有効活用したくなるようなマインドに変わるのです。
これは、レコーディングダイエットの原理にすごく似ています。
レコーディングダイエットは一時期流行ったダイエット方法で、自分の体重と食べたものを淡々と記録していくだけのダイエット方法です。
自分の食事の記録を付けることで、いかに食べ過ぎていたか、またカロリーを摂りすぎていたかを知り、食べすぎを防いだり、良い食事を摂ろうという意識に変えていく効果があります。
実際、私も15分タイムマネジメントを実践してから、「記録」することにはまってしまい、それまで全く続かなかったレコーディングダイエットを3か月以上続けられるようになりました。
これには自分自身も驚きました。
まとめ
私の経験をもとにした、忙しい社会人向けの時間の探し方について、いかがでしたか?
時間は人間平等に与えられているものなので、増やすことはできません。お金を払って買えるものでもありません。
時間が無いと言っている人は、時間を知らないうちに捨ててしまっているのです。
改めて、自分が時間をどのように使っているのか記録してみると、新しい発見や人生を楽しくするヒントが隠されているかもしれませんよ。