
プログリットはマッキンゼー出身の元コンサルタント、岡田 祥吾氏が立ち上げた英語パーソナルジムです。
コンサル出身の社長が手掛けるスクールだけあって、ビジネスパーソンに圧倒的な人気を誇ります。
プログリットは2017年まで新橋と池袋の2校しかなかったのですが、2019年1月現在では7校までに勢力を伸ばしている勢いのある英語コーチングスクールです。
そんなプログリットの人気の秘密を探るため、プログリット新宿にて無料カウンセリングを受けてきました。

プログリットのカリキュラム、特徴を確認!

プログリットのターゲットはビジネスマン!
PROGRIT(プログリット)は2016年に設立された英語パーソナルジムです。
サービス開始時はTOKKUN ENGLISH(トックンイングリッシュ)という名称でしたが、2018年5月7日より名称を「PROGRIT(プログリット)」に一新しました。
「トックンイングリッシュ」ってわかりやすい名前でいいんでしょうけど、なんとなくアレ、ですからね。この改称は正解でしょう!
プログリットのキャッチコピーは「あなたの英語力はコンサルティングで伸びる」です。
外資コンサル出身の岡田氏らしい、英語学習を「コンサルティング」するという考え方。
しかも最短2か月で結果を出す!とアピールしています。
以下はプログリットを立ち上げたマッキンゼー出身の岡田氏の言葉です。
PROGRIT創設者・岡田氏の言葉
我々はただの英会話スクールや英会話コーチングではありません。『PROGRIT(プログリット)』では、ビジネス英語を科学し、世界で通用する英語力を身に付けて頂きます。 また、英語を学ぶ過程で自分自身を見つめ直し、グローバル人材として世界で活躍するための道筋を一緒に考えます。 我々は一人でも多くのビジネスリーダーがグローバルリーダーとして生まれ変わり、世界で活躍できるようサポートし続けます。
岡田氏の言葉からも、プログリットはビジネスパーソンを主なターゲットとしていることが分かりますよね。
プログリットの究極の目標は、生徒に英語を通してビジネスの世界でグローバルに活躍する人材になってもらうこと。
この理念を体現するキャラクターとして、プログリットは2019年1月現在、プロサッカー選手の本田圭佑さんを広告起用しています。(実際に本田選手もプログリットを受講しているようです。)
本田選手起用の裏話
ビジネス英会話コースとTOEICコースの2種類
PROGRIT(プログリット)のコースは、ビジネス英会話を重点的に伸ばしたい「ビジネス英会話コース」とTOEICスコアアップを目指す「TOEICコース」の2種類が用意されています。
ビジネス英会話コースはすでにある程度の英語力がある人、具体的にはTOEIC800点程度のスコアを持っている人が対象だそうです。
800点ってかなりの英語力ですから、そこからさらに上のレベルを目指す人が対象の上級者コースといえます。
TOEICコースは800点以下の人がスコアアップを目指すコースで、初級~中級といった感じです。
ビジネス英会話コース、TOEICコースともに2か月プラン37.8万円、3か月プラン51.8万円です。
プログリットに割引キャンペーンはありませんが、プログラム開始後30日間の無条件返金保証があります。
専属のコンサルタントが2か月の学習をサポート
PROGRIT(プログリット)では専属のコンサルタントが2か月の学習を徹底サポートしてくれます。
「あなたの英語力はコンサルティングで伸びる」
と謳っているくらいですから、このコンサルティングがプログリットの最重要部分と言えます。
プログリットのプログラムは、他の多くの英語パーソナルジムと同じように毎日の自己学習とコンサルタントによる対面レッスン・コンサルティングの2つから成り立っています。
毎日の学習はコンサルタントに指示された課題・レッスンを自分のスケジュールに合わせてこなしていきます。
学習時間はなんと毎日3時間!
忙しい社会人にとって毎日3時間も学習時間を取るのは至難の業です。
プログリットでは専用アプリを用いた徹底したスケジュール管理と、チャットツールを用いたコーチングによって必ず学習を継続できるように工夫されています。
公式サイトによれば、プログリットの継続率は90%以上だそうです。
専属コンサルタントとの対面レッスンは週一回90分です。
最初の30分で1週間の確認テスト、つづいて60分で対面レッスンや次の1週間の予定を立てます。
プログリットでは毎週決まった曜日の決まった時間に対面レッスンを行うことになっています。
社会人だと急な予定が入ることも多いですが、英語学習の観点から考えると、毎週決まった時間に対面のプログラムを組み込むことで、忙しい人でも学習スケジューリングがしやすくなるというメリットがあるようです。
市販教材を使った学習プログラム
PROGRIT(プログリット)のプログラムは市販の教材を使って学習を進めていきます。
プログリット公式サイトによれば、
市販教材を使う理由
当社が厳選したベストな市販教材を使用します。多くの英語スクールはオリジナルテキストを作成していますが、英語スクールはテキストを作成するプロではないため、低品質になることが多々あります。PROGRITでは経験豊富な著者が執筆した市販教材を使用し、且つ、個々の教材の最も効果的な利用法をご提案いたします。
といった理由で市販教材を使用するようです。
ちなみにプログリットに限らず、他の多くの英語パーソナルジム・コーチングスクールでも市販教材を使用しています。
英語パーソナルジムの考え方は、英語力を伸ばすためには「どんな教材を使うかより、教材をどのように使うかのほうが重要」ということで一致しているみたいです。
プログラム終了後のアドバイス付き
PROGRIT(プログリット)は2か月のプログラム終了後、次の目標に向けて今後1年間の英語学習ロードマップを作成してくれます。
2か月で集中的に勉強すれば英語力を飛躍的に伸ばすことが可能ですが、伸びた英語力をキープするためには継続した学習が必要です。
プログリットでは生徒さんがプログラムを修了した後のことまで考えてくれるんです。

PROGRITの無料カウンセリング予約の流れ

PROGRIT(プログリット)無料カウンセリング予約は公式ホームページから簡単にすることが出来ます。
必要事項は氏名、電話番号、メールアドレスです。
希望の会場と日時をカレンダーから選択できるようになっています。
カレンダーは予約状況と連動しているみたいなので、選択できる日時は空きがあるということだと思います。
無料カウンセリング予約後すぐに自動返信メールが来ます。
予約日時が確定すると、別途「予約確定メール」が来ます。

予約確定メールにはオンラインのカウンセリングシートフォームへのリンクがあり、無料カウンセリングまでに記入するように求められます。
フォームはこんな感じで、記入事項は結構たくさんあります。

まずは氏名、住所、電話番号の本人に関する基本的な情報から、勤務先名、会社の最寄り駅、会社が国内企業か外資系か(選択制)、業種、職種などの勤務先に関する情報です。
そして英語学習の目的(選択制)、英語学習の課題(選択制)、現在・過去の英語学習状況(選択制)と英語学習について聞かれ、プログリットに関するアンケートと続きます。
最後は生活スタイルに関する質問となり、毎日の起床時間、就寝時間、勤務時間、通勤時間、飲み会の回数などを答える項目があります。
結構質問事項が多いですが、10分もかからないと思います。
予約の2日前になるとリマインドメールが来ます。
電話はかかってきません。
PROGRIT新宿校はどんな雰囲気?
PROGRIT(プログリット)は2019年1月現在、池袋校、新橋校、神田校、新宿校、有楽町校、横浜校、梅田校の7校舎展開しています。
またオンラインによるサービス提供も行っています。

ちなみにカウンセリングは自分が一番都合がよい校舎で受けることが可能で、入会を希望する校舎以外でも受講できるとのことです。
校舎で受けるのが難しければオンラインでのカウンセリングにも対応しているそうです。(もちろん、入会後はオンライン受講しなくても大丈夫!)
忙しい人にはこういう配慮もうれしいですよね。
さて、プログリット新宿は、新宿駅南口を出て国道20号線(1番大きな通り)沿いを西に5分くらい歩いたところにあります。
「山手新宿ビル」というオフィスビルの12階に入居しています。
入り口はこんな感じです。

プログリットは全校舎でこのように洗練されたインテリアデザインとなっています。
入口のロビーにはテレビモニターが設置されていて、2019年1月現在、CMキャラクターに起用されている本田圭佑選手が話している動画が延々と流れています。

本田選手が何を語っているのか、ちょっと興味がありましたが、入り口に設置されているインターフォンで無料カウンセリング予約をした旨を伝えると、すぐに事務の人が迎えに来てくれて個室まで案内してくれました。
ヒヤリングを通して英語を学習する目標を明確化
個室にはPROGRITに関するパンフレットと、オリジナルラベルのミネラルウォーターが置いてありました。
それ以外は何もない、がらんとして部屋です。
パンフレットをパラパラとめくっていると、本日カウンセリングを担当してくださるコンサルタントの方が入室してきました。
20代くらいの若い男性の方でした。
プログリット・コンサルタント


お互いの自己紹介もそこそこに、コンサルタントの方はさっそく事前に提出しておいたカウンセリングシートをもとに、わたしに様々な質問をしてきます。
プログリット・コンサルタント

こんな感じで現在の仕事に関すること、英語を学習する動機、目標など確認し、プログリットに入会したらビジネス英会話コース、TOEICコース、どちらのほうが良いのか?について一通り説明してくれます。

私の場合はTOEICスコアがある程度取れていたので、ビジネス英会話コースをおすすめします。とのことでした。
さて、私は事前提出したカウンセリングシートで、「1日何時間くらい英語学習時間を確保できそうか?」との質問に特に何も考えずに【1時間】と回答していました。
これを見たコンサルタントの方が、
プログリット・コンサルタント

と笑顔で聞いてきました。
おお、いきなりプレッシャーです。
というか、フルタイムで働いている人が1日3時間も時間を取ることが可能なのか、こっちが逆に聞きたいくらいだったので、聞いてみました。

すると、
プログリット・コンサルタント

はっきり、きっぱりと断言されてしまいました。
さすが2か月で結果を出す!と豪語しているだけあって、毎日かなり頑張らないとダメなんですね。
プログリットに通っている生徒さんたちは、2ヶ月だから頑張れると、みなさん必死に毎日3時間勉強されているようです。
レベル確認テストで課題を浮き彫りに
最初のヒヤリングによるカウンセリングが終わると、続いてレベル確認テストを受けます。
私の場合テストの内容は、
英語レベルチェック
- TEDの動画から冒頭1分程度を見せられて、内容を説明するように言われる
- ところどころ穴の空いたスクリプトを渡されて、音源(TEDとは別。たぶんTOEICの教材?)を聞いてディクテーション
- 1分間あるテーマについて話すように言われる。30秒間考える時間を与えられた後にスタート
というものでした。
ディクテーションはそこまで難しくなかったので、ほぼ完ぺきに答えることが出来ました。
問題はTED動画のほうでした。
ネイティブがスタートアップ企業への投資についてプレゼンしている動画なのですが、早口で口語っぽいので聞き取るのに一苦労。
内容は6割程度しか理解できませんでした。
プログリット・コンサルタント

室内のホワイトボードを使って、英語を聞いた私の頭の中がどういう状態になっているのか?を絵を描きながらわかりやすく説明してくれました。

プログリットでは第二言語習得学や応用言語学を応用したトレーニングを導入しているそうです。
プログリットオリジナルのトレーニングで、私の頭を「英会話用」の頭に切り替えていくカリキュラムを組んでくれるとのことでした。
提案されたカリキュラムの詳細は後述します。
続いて1分間スピーチです。
自分の仕事について英語で説明するという内容でした。考える時間があって30秒、そしてよーいスタートで1分間です。
私は「あー」とか「えー」などと言いながら、なんとか1分間話しきることが出来ました。
プログリット・コンサルタント

コンサルタントの方は、「これを2か月で10センテンスにします!」とおっしゃっていました。
おお、なんとも心強い言葉!
レベル確認テストの結果をもとにPROGRITのカリキュラムを提案
レベル確認テストの結果をもとに、私にぴったりのカリキュラムを提案してくれます。
私の場合は以下のトレーニングを提案してくれました。
提案されたカリキュラム
- 英語の音を聞いた瞬間に意味が頭に浮かぶようになる訓練
- 速読の訓練
- 頭で考えたことを瞬間的に英文にする訓練
- アウトプットの練習としてオンライン英会話
プログリット・コンサルタント

とのことでした。
オンライン英会話は他社のサービスを利用するのですが、プログリットが様々なオンライン英会話サービスを比較・検討した結果ベストのものと契約してもらうとのことでした。
どのサービスかは教えてくれませんでしたが、料金は月額5000円程度で、PROGRITの料金とは別料金になるそうです。
オンライン英会話では日々学習したことを実際に発話で試してみるという、実践練習のような使い方をするそうです。
その時にパッと出てこなかった単語や表現をメモっておいて、コンサルタントの方と共有し、英会話力アップに役立てます。
質疑応答の後に終了。強引な勧誘はない。
一通り英語レベルチェックとプログラムの説明が終わると、質問タイムです。
最後に質問はありますか?とのことだったので、いま申し込んだとしたらどれくらいの待ち時間があるのか?聞いてみました。

プログリット・コンサルタント

え!!2か月??そんなに待つの?と正直驚いてしまいました。
プログリットの専属レッスンは曜日と時間が決まっているので、社会人が時間を作りやすい土日や平日夜はすぐに枠が埋まってしまうみたいです。
待ち時間は状況によって変わるので、詳細は必ずプログリットに問い合わせてください。
質疑応答が終わったら無料説明会は終了です。
その場で申し込むかどうか決める必要もなく、勧誘もありませんでした。
他のスクールと比較して検討しますというと、
プログリット・コンサルタント

と言われて終了です。
プログリット無料カウンセリングの感想
PROGRIT(プログリット)で無料カウンセリングを担当してくれた方は、若い男性でした。
たぶん20代だと思います。
でもしっかりとした話し方で、話してくれた内容にも説得力がありました。
その担当カウンセラーさんがちょろっと英語を話す場面があったのですが、「あっ、英語上手いんだろうな。」という感じがひしひしと伝わってきました。
若くても頼りになりそうな感じで、しかも英語力もあり、こんなカウンセラーさんが入会後も担当してくれたら、すべてをお任せして信頼できそうだと思いました。
プログリットの無料カウンセリングでは英語レベルチェックがメインのような感じですが、自分の英語力の現状を結構ズバズバ指摘してくれるので、これを受けるだけでもカウンセリングに行く価値があると思います。
PROGRITの詳細データ
公式ページ:PROGRIT公式サイト
コース期間:2か月(ベーシックコース)、3か月(スタンダードコース)
コース料金:入会金5万円(税別)+32.8万円(ベーシックコース)/46.8万円(スタンダードコース)
料金内訳:対面コンサルティング全8回、教材費、進捗サポート
校舎所在地:
池袋校(東京都豊島区西池袋3丁目27−12池袋ウエストパークビル2階)
新橋校(東京都港区新橋2-12-17 新橋INビル3階)
神田校(東京都千代田区神田須田町1-14-1 MASU no SQUARE 6階)
新宿校(東京都新宿区西新宿1丁目19番6号山手新宿ビル12階)
有楽町校 (東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館ビル5階)
横浜校(神奈川県横浜市西区北幸2-1-22 ナガオカビル7階A室)
梅田校(大阪府大阪市北区曾根崎新地1丁目4-20 桜橋IMビル9階)
備考:ビジネス英会話コースの場合オンライン英会話料5000円(月額)が必要になる場合あり。オンラインによる受講にも対応